ホタルイカの生食が危険とされるワケ
旬の春ごろになると見られるホタルイカ、「生で食べると危険」と聞いたことはありませんか?
これは、ホタルイカに寄生している寄生虫が、皮膚症状や腹痛などの症状を起こすことがあるからです。
ホタルイカに寄生している寄生虫は、「旋尾線虫」という寄生虫で、ホタルイカ以外のイカにも、スルメイカ、ハタハタ、タラ等の内臓にも寄生しています。
この虫が体内に入ると、皮膚で症状を起こしてみみず腫れになったり、腹痛を起こすことがあります。
生ホタルイカを安全に食べる方法とは
では、生のホタルイカを食べる方法はないのでしょうか?
そうではありません。きちんと処理した食べ方をすれば、生で食べることができます。
ホタルイカの寄生虫は、以下の方法で感染を予防できます。
①新鮮なうちに内蔵を取り除く
②沸騰したお湯で30秒以上加熱、もしくは中心温度60℃以上になるように加熱
③-30℃で四日間以上冷凍、もしくは-35℃で15時間以上冷凍(一般的な冷凍庫は-18℃なので、家庭の冷凍庫では不可)
の、いずれかの方法で感染を予防できますので、生でホタルイカを食べたい場合には、新鮮なうちに処理されたものか、冷凍されたものを食べると安全ですね。
生ホタルイカの下処理をご紹介!
ホタルイカは鮮度が落ちやすいため、スーパーで生のホタルイカが流通することは少ないですが、たまたま旬に出会えることもありますよね。
もし、生のホタルイカを手に入れたら、必ず下処理をしましょう。
下処理の手順は、以下の通りです。
①脚を引き抜く
②内臓を取り除く
③目玉を引っ張ってとる
④脚の中に口があるので、引っ張ってとる
⑤頭の方にある軟骨を引き抜く
⑥脚と頭の中をきれいに水で洗う
内臓が残っていると寄生虫に感染しやすいので、安心に食べるためには取り除いた方がよいでしょう。
ただ、内臓には旨味がたくさんあるので、内臓も一緒に食べたい場合は必ず冷凍されたものを食べましょう。
ホタルイカのお刺身に合うタレや薬味は?変わりダネ5選!
刺身といえば、一般的にはお醤油にわさびですよね。
せっかくホタルイカをお刺身で食べるのなら、もっと美味しく食べたい! ということで、変わりダネをご紹介したいと思います。
①しょうゆとしょうが
わさびのつんとしか辛さが苦手なかたでもさっぱり食べられます
②めんつゆと柚子胡椒
柚子胡椒の酸味と辛みが、めんつゆの甘みと合います
③ポン酢とにんにく
さっぱりだけでなくなにかパンチがほしいときにぴったりです
④ポン酢とわさびとオリーブオイル
オリーブオイルで洋風の味わいに! わさびがまろやかになるので、わさびじょうゆより食べやすくなります
⑤しょうゆと大根おろし
大根は荒くすったほうが触感も味わえます。さっぱりした味わいです
冷凍通販で手軽に生ホタルイカを食べよう
生のホタルイカをお刺身で食べてみたいけれど、下処理が上手くできるか不安だったり、少しでも食中毒のリスクを減らしたいかたは、冷凍の通販を利用すると良いでしょう。
京都榮元では、厚生労働省が定めた対策方法を遵守した方法で凍結し、寄生虫への対策が行われています。また、それだけでなく、冷凍しても美味しさを損なわない特殊技術により、ホタルイカを美味しくご自宅でも食べることができます。
ぜひ一度、榮元の生ホタルイカをご家庭でご賞味ください。
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