ホタルイカはどんなイカ?
春になると旬を迎え、スーパーなどでも手に入るホタルイカ、毎年楽しみにしているかたも多いのではないでしょうか?
7センチ、10グラムほどの小さなイカで、水深200~600メートルの深海に住んでおり、青く光ることが有名です。産卵のために3~5月ころ海岸の近くに集まるため、大量に獲れるこの時期が旬と言われています。
ホタルイカは生まれたときから光るの?
ホタルイカは青く光り、産卵時には大量のホタルイカが集まります。青い光が海岸沿いに続く光景は、とても神秘的で、ホタルイカの身投げとも呼ばれます。
生まれたばかりのときは、発光する部位がまだ未熟なため、光ることはできないのではないかと言われています。しかし、はっきりとしたことはまだわかっていません。
熱を持たない不思議な「冷光」
身体が光る生物はたくさんいますが、青い光は珍しいですよね。
ホタルイカの青い光は、発光物質と発光酵素の作用によるものです。昆虫のホタルが光る原理とほとんど同じだそうですよ。よく刑事ドラマなどで血液の反応を光で調べるルミノール反応と同じ原理です。
この光は「冷光」と呼ばれ、明るいのに熱を持たない発光です。
ホタルイカが光る理由3つ
ホタルイカが光る理由は、全てが解明されているわけではありませんが、大まかに三つあるそうです。
ひとつは、敵に襲われたときに、発光して驚かせたり、目くらましをして逃げるためです。ホタルイカは少しの刺激で発光します。これは、突然光ることで外敵が驚くことを狙った効果のようです。
二つめは、外敵に見つからないようにするためだと言われています。
敵に下方向から見られたとき、上からの日差しで影ができて居場所がばれてしまいます。そのためホタルイカは、お腹を発光させて陰にならないようにしているのです。
三つめは、仲間同士でコミュニケーションをとるためだそうです。他にも光るイカの種類はたくさんいますが、それぞれの発光器の数や配列、種類の組み合わせなどは微妙に違います。同じ仲間同士やオスとメスとの間で合図を送ったり、集団で行動したりすることができると考えられています。
謎多きホタルイカ、確かなことは美味しいこと!
ホタルイカの生態は、全てがはっきりとわかっていることばかりではないようです。
けれど、これだけ多くのかたに愛されるのはやはりその美味しさですよね。
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